FXで安定して利益を積み上げるためには、「自分のトレード手法を確立すること」が不可欠です。しかし、現実には多くのトレーダーが「何を基準にエントリーすべきか」「どの相場で勝負すべきか」が定まらず、感覚的なトレードに陥っています。
筆者も過去に同じ悩みを抱え、様々な手法を試行錯誤してたどり着いたのが、「マルチタイムフレーム分析によるトレンドフォロー(順張り)手法」です。
この手法は、
日足 → 4時間足 → 1時間足
という上位足から下位足へと一貫したトレンド方向を確認し、確率の高い押し目・戻りのポイントのみを狙うという極めて再現性の高い戦略です。
本記事では、この手法の具体的な構造から、エントリーの条件、リスク管理の考え方までを詳細に解説します。
もし現在、
- 明確なトレードルールを持てていない
- 相場の流れを読み切れず、勝ったり負けたりを繰り返している
- 確率的に優位なポイントだけを厳選してエントリーしたい
と感じているのであれば、本記事が確実に参考になるはずです。
あなた自身のトレード手法を確立する一助となるよう、実践的かつ具体的に解説していきます。
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目次
なぜ「順張り」がFXで最も合理的なのか
FX市場は、基本的にトレンドが発生している時間帯こそ、最も利益を狙いやすい環境です。
多くの初心者が陥るのは、レンジ相場での無理な逆張りや、トレンドの終盤での飛び乗り。これは極めて勝率が低下しやすい行動です。
逆に、明確なトレンドが出ている場面でその流れに素直に乗る「順張り」は、最も確率的に優位性が高いアプローチです。
トレンドフォローの強みは次の3つ。
- 相場の本質はトレンドであること
- トレンドが出ている時の値動きは強く、損小利大が実現しやすい
- 待つことで無駄なエントリーを排除できる
これらの理由から、私のトレードスタイルは徹底して「順張り」に特化しています。
トレード手法の全体構造
使用する時間軸
- 日足(D1) → 大局の流れ(メイントレンド)を確認
- 4時間足(H4) → サブトレンドと押し目・戻りを確認
- 1時間足(H1) → エントリートリガーの確認
使用インジケーター
各時間足ごとに、
- その時間足の移動平均線
- 1つ上の時間足の移動平均線
- さらに上の時間足の移動平均線
をチャート上に表示します。これにより、3つの時間軸のトレンド方向が視覚的に即座に判断可能です。
例えば、1時間足のチャートに表示される移動平均線は
- 1時間足分の移動平均線
- 4時間足分の移動平均線
- 日足分の移動平均線
となります。
基本戦略フロー
- 日足と4時間足のトレンド方向が一致していることを確認
- 4時間足のMAまで価格が押し(または戻り)てくるのを待つ
- 1時間足に切り替え、直近高値(または安値)のブレイクでエントリー
エントリールールと決済ルール
エントリー条件
- 日足と4時間足が同方向のトレンドであること(上昇ならロング、下降ならショート)
- 4時間足でMAまでの押し目または戻りを形成
- 1時間足で直近の高値(下降なら安値)を更新
→ この3点が揃った時のみエントリー。
損切り設定
1時間足の押し安値(または戻り高値)のやや外側
根拠のない広すぎる損切りはせず、テクニカル的な根拠のある水準に設定。
利確設定
- 上位時間足の次のレジサポライン
- または、リスクリワード比1:2以上を確保できる水準
- 上位時間足の直近高値または直近安値(リスクリワード比1:1以上の場合のみ)
具体的なトレード事例
ケーススタディ:USD/JPY ロングエントリー
過去のUSD/JPYのチャートを使って解説していきます。
日足
- 上昇トレンド(MA上)

日足は上昇トレンド。安値がMAに触れて上昇しているような状態となっています。
ここから4時間足と1時間足が上昇トレンドであれば、エントリーを狙える場面となります。
4時間足
- 上昇トレンド中で一時的な押し目が発生、MA付近まで下落

4時間足は、日足の上昇トレンドの押し目を作るために下落後、再び上昇しています。さらにその後で、MAに支えられる形で押し目を作って上昇した形になっています。
4時間足でエントリーする場合、高値を超えた時点で上昇トレンドが確定するので、そこのライン越えでエントリーをします。
損切り → 安値のライン。
利確 → 日足の高値ライン。
ただ、この場合はリスクリワードが1:1.5となってしまい、あまり利益がとれません。
1時間足
- 押し目形成後、直近高値をブレイク

1時間足も4時間足と同じく、一度押し目付けてからの上昇であり、線を付けた安値の場所はMAに支えられた形で押し目をつけています。
ここの直近高値(青線)を超えた所に指値を入れてロングエントリーします。
損切り → 1時間足の安値のやや下(損切の白ライン)
利確 → 4時間足の前回高値ラインがとてつもなく近いので、日足の高値ラインに設定。
結果

トレンドに乗ったまま利確達成。
この手法のメリット・デメリット
メリット
- トレンドが明確な場面だけを狙うため、勝率が高く安定する
- マルチタイムフレームを活用することで、無駄なトレードを大幅に減らせる
- 感情に左右されない、ルールに基づいた取引が可能
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デメリット
- レンジ相場や方向感のない相場では、機会損失が発生する
- 「待つ」ことができない人には不向き
- トレンド終盤でのダマシ(フェイク)には注意が必要
よくある質問(FAQ)
Q1:この手法は初心者でも使えますか?
はい。むしろ、無駄なトレードが減る分、初心者に適しています。
Q2:レンジ相場の時はどうすれば?
明確なトレンドが確認できない場合は、ノートレードが正解。相場に参加しないことも立派な戦略です。
Q3:移動平均線の期間設定は?
私の場合は、
- 1時間足:20MA、80MA、480MA
- 4時間足:20MA、120MA、600MA
- 日足 :20MA、100MA、400MA
に設定しています。
まとめ
FXで安定して勝ち続けるためには、「感覚ではなく、明確な根拠に基づくトレードルールを持つこと」が不可欠です。
本記事で解説した、日足・4時間足・1時間足のトレンド方向を揃えてエントリーする順張り戦略は、無駄なトレードを排除し、確率の高い場面だけを狙う非常に再現性の高い手法です。
この戦略を実践することで、トレードに対する迷いが減り、感情に振り回されない安定した取引が可能になるはずです。
また、トレードルールだけではなく、資金管理など他の部分でも明確なルールを作らなければ、一度の負けで退場してしまうリスクもあります。その辺も考慮し、自分のルールを作っていきましょう。
あなた自身のトレードスタイルを確立するための一助となれば幸いです。
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